Technosoft Automotive Solution

利用モジュール

　マーケティング（旧Dynamics 365 CRM）

会社概要

Toyota Interyont Cholburi  (1999年設立）は、従業員280名、3つのディーラーを運営するタイの大手TOYOTA正規ディーラーです。Toyota Interyontの使命は、販売とアフターセールスにおいて優れた顧客体験を提供することにより、タイの中央東エリアでトップのトヨタディーラーとなることです。2016年までに、Toyota InteryontはすでにToyotaからトップセールス賞（2012～2016）、社長賞（2012）、ベストマネージャー賞（2015）、ベスト顧客満足賞（2016）を受賞しています。

「Technosoft Automotive Solution」の導入により、Toyota Interyontは、すべてのディーラーがあらゆる車両・顧客情報を共有できるレポートとダッシュボードを作成できるようになりました。また、リードの生成と育成を行うキャンペーンを作成することができ、多段階のロイヤルティプログラムにも対応できるようになりました。Technosoft Automotiveが実装したソリューションにより、Toyota Interyontは、顧客のフィードバックと行動履歴を統合し、データから読み取れた顧客の要望をもとに、独自の購買体験を提供することができるようになりました。

システム導入前の課題

Toyota Interyontでは、車両販売、サービス、顧客管理の業務を様々なITシステムで運用しています。キャンペーン管理やロイヤルティプログラムについては、OEMが全トヨタ販売店向けに構築したロイヤルティ管理システムを使用していました。しかし、Toyota Interyontは、機能が限定されており、貴重な顧客情報が競合ディーラーと共有されることに懸念を抱いていました。

社内に高度なマーケティングキャンペーン管理システムがないため、Toyota Interyontでは、マーケティングキャンペーンの計画、予算、作成、実行、効果的なリードナーチャリングプログラムをサポートするキャンペーンの効果測定機能を持ちあわせていませんでした。マーケティングがうまくいったか否かは、売上高への直接的な影響と担当者の「直感」に基づいて行われることがほとんどでした。さらに、顧客の行動を追跡する機能がなく、使いやすい分析ダッシュボードもないため、Interyontは、マーケティングアクションで得られた結果から、具体的な成果を正確に把握するのは、とても難しい状況だったのです。

また、体系化されたロイヤルティプログラムがないため、マーケティングは主に戦術的なもの、つまり割引の実行や、広告（新聞、ラジオ、チラシ、看板、ダイレクトSMSなど）を通じて平易に実行されていました。1回限りの割引は短絡的にしか顧客を引き付けず、粗利益を減少させ、プロモーション終了後も顧客を維持することはできませんでした。

オンライン、Facebook、LINEなど複数のソーシャルメディアにまたがるマーケティングキャンペーンの計画、スケジュール、実行、測定、分析をよりプロフェッショナルに行う必要性があったのです。パーソナライズされた顧客体験を提供することで競合他社と差別化するために、キャンペーンとロイヤルティを管理するCRMシステムの導入機会を模索していました。